6月の誕生石 パール

PEARL
パール(真珠)
石言葉:「健康」「長寿」
パール(真珠)は、6月の誕生石です。
パール(真珠)とは
ほとんどの鉱石は地中から採掘されたあと、
研磨などの加工をされて、ようやく宝石となります。
対してパールは、貝から採取されたそのままの姿で、
人の手を加えることなく、
貴重なジュエリーとしての役割を果たします。
美しい光沢を放つパールは、
古くから「月のしずく」や「人魚の涙」とも
称えられてきました。
この涙のイメージから、
冠婚葬祭のフォーマルジュエリーとして
用いられるようになったといわれています。
パール(真珠)の石言葉や意味
石言葉:「健康」「長寿」「無垢な愛」
真珠貝に偶然入り込んだ砂粒や小さな異物が、防御反応で自らの分泌物を幾重にも包み込み、長い時間をかけてパールへと変わります。パールの滑らかで光沢のある表面は、まるで清らかさと純粋さが表現されているようです。パールはその稀少性と美しさから「海の宝石」と讃えられ、持つ者に富と繁栄をもたらすとされてきました。さらに、パールは知恵の象徴として知られており、パールの輝きは、身につける人の知恵や知識を反映していると言われています。持つ人に洞察力と判断力を授け、正しい道を照らす灯台のような存在であると考えられてきました。
パール(真珠)の種類と特徴
育つ環境や貝の種類によって色、大きさ、質などが変わってきます。
◆あこや真珠
その名の通り、あこや貝から生まれる真珠を「あこや真珠」といいます。光沢や透明感のある白さで高品質な真珠。天然の真珠は、大きな真珠になるまでに10年以上の歳月が必要とされ、海の中で起きる危機に耐えて育まれるため、“長寿”の意味や強いパワーを持つと言われています。
◆白蝶真珠
二枚貝の白蝶貝から採れる真珠を「白蝶真珠」といいます。南洋の暖かい海で時間をかけて育まれる白蝶真珠は、柔らかく虹色に輝く美しさをもっています。10mm以上の大粒のものが一般的な大きさとされています。
◆黒蝶真珠
クロチョウガイという天然の二枚貝から採れる真珠を「黒蝶真珠」といいます。色がブラックやグレー系が多く、深みのある輝きが魅力的な真珠です。中でも最も価値が高いとされているのがほんのり赤みを帯びた深い緑色の干渉色が美しいピーコックグリーン。
◆淡水パール
湖などの淡水で育つ貝から採れるパールを「淡水パール」といいます。あこや真珠などの一つの貝から一つしか採れないパールに対し、淡水パールは一つの貝から約30~50個も採れます。また、他のパールに比べ、不定形なバロック・スクエアー・ドロップなどの形や、白・クリーム・ピンク・グレー・ゴールドなどの色、1mm~20mm以上のサイズなど、多種多様のため様々なシーンやファッションの一部でコーディネートがしやすいのが魅力。
結婚30年目の「真珠婚式」
パールは貝の中で長い年月をかけてゆっくりと育つ宝石。そんなパールに30年の夫婦生活を重ねて真珠婚式と呼ばれるようになりました。パールの石言葉「富」「健康」などから、「これからも2人が豊かで健康に暮らしていけるように」という願いを込める意味合いも。
パールのお手入れ方法
有機質の宝石はデリケートなものが多いです。お手入れをしないと変色し特有のテリ(光沢)が失われてしまうことがあるので注意が必要です。パールは何百層にも重なる真珠層が光沢を生み出していますが、その一枚の厚さはとても薄く、この層がダメージを受けると光沢を失います。真珠層を傷つけないように、「優しく」お手入れすることが大切です。身に付けた後は、柔らかい布で優しく拭いて紫外線が当たらず、風通しの良い場所で保管をしてください。汗などの水分が付着したままにならないようにして、美しさを保ってください。
各月にあてはめられた宝石のことです。
「誕生石」を身に着けることで、
幸せが訪れる、願いが叶うと言い伝えられています。